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設立40周年記念事業のご報告

ごあいさつ Greeting

当事業団は2018年3月に設立40周年を迎えることとなりました。
はじまりは、関西テレビ放送(株)開局20周年記念事業の一環でした。
「すこやかな青少年を育てる」ことを目的に、1978年3月に財団法人として設立されました。
関西テレビ放送の基本方針第1条には、「気品と親しみのある放送を通じて国民の幸福と文化の向上に貢献する」と謳っており、公共的使命を担っている放送局として、未来を担う青少年の育成に力を注いでまいりました。
テレビ業界では唯一の青少年育成団体として、40年もの歴史を重ねることができましたことは、ひとえに皆様のお力添えによるものと厚くお礼申し上げます。
青少年をとりまく社会環境の変容に伴い、青少年問題も多様化しておりますが、未来を担う子どもたちがすこやかに成長できる社会作りに貢献していく所存でございます。
今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りますことを心よりお願い申し上げます。

公益財団法人 関西テレビ青少年育成事業団
理事長 福井 澄郎

つながりメッセージ Message

殿村收史氏のプロデュース力

西浦 誠(1期) / 私立中・高等学校 教員

関西テレビ青少年育成事業団の初代事務局長である殿村收史氏のプロデュース力は、内外の青少年健全育成事業に携わる人々に多大な影響を与えてきました。
氏は、野外活動については所謂プロパーではありませんでしたが、それだけにマスメディア業界で培ったマネジメント力やプロデュース力は異彩を放ち、まさに関西テレビ放送の社会貢献事業らしい風土が育てられたと言うことができるのではないでしょうか。もちろん、最大のプロデュースは、事業団の財団法人(現在は公益財団法人)認可でしょう。しかし、当時大学生であった私達青少年リーダーにとって、殿村事務局長のマネジメント力やプロデュース力は、圧倒的な意味を持ちました。特に、星空コンサートやフレンチ風野外料理など、人と人とを結びつけるプロデュース力の持つシナジー効果(相乗効果)には、まるで魔法にかけられたような驚きさえありました。
さて、子ども達に求められる資質・能力を社会と共有し、連携することが、学校の役割として期待される時代となりました。私は私立中・高等学校の教員を務めていますが、社会で活躍する様々な人々が教壇に立つ世の中となり、プロデュース力が私達学校教職員にも要求されるところとなったのです。損得勘定を度外視して人と人とを結び付けた殿村氏の情熱に心から敬意を表しながら、広く社会の子ども達のために力を尽しております。

KFYDの良さ

高橋 良子(旧姓:田中)(7期) / 私立中・高等学校 教員

40周年、おめでとうございます。同期生と結婚して27年余り、二人の子どもたちも社会人となり、時の流れを感じます。私立女子中高で、英語科の教員として勤務しています。今は教育改革の時代で、特に英語科は先行的に改革が進んでいます。どの学校も自校の学校文化に照らしながら、独自の取り組みを模索しており、そのとりまとめが今の私の仕事の大きな部分を占めています。「生徒(キャンパー)の主体的な学び(活動)」「生徒(キャンパー)の変容をもたらす活動」「縦横のつながりを生かしたチームでの取り組み」など、いつの時代も大切なことは、KFYDの活動から学んだことを実感しています。また、校内の留学生に関する仕事をしていた時には、あるボランティアスタッフの方との出会いがありました。献身的で行き届いたお仕事をなさるその方は、KFYDの2期の先輩であることが分かり、KFYDのつながりに勇気づけられ、感謝する体験となりました。

KFYDの良さ

西村 知子(14期) / 旅行会社派遣添乗員

大学4年間は学業、部活、アルバイト、そしてKFYDと4足のワラジを履き、社会人時代よりも考えれば過酷な生活。また私達の時代(今もかな?)は、プログラムの案を持って行ってもすぐに『OK』を出してくれないD陣で携帯も無かった時代、今は跡形もなくなった喫茶『トレビ』で終電ぎりぎりまで話し合い、本当に若さゆえに倒れなかったんだろうな~と思うほど。
社会人として2回目の転職で「天職ちゃう?」と言われる旅行会社の派遣添乗員に。あの頃の超人的な生活が今どんなことがあろうとへこたれない自分を作ってくれている…
また何よりも14期生のメンバー。毎年最低1回は会い、昔以上になんでも話せるようになった仲間。結婚していないのは私だけになりましたが、きっと誰かが私の骨を拾ってくれる…そんな気持ちにさせてくれる仲間に会わせてくれたKFYD。
あの時は気づかなかったKFYDの良さですが後からジワジワ染みてきます。

KFYDの活動を通して学んだこと

藤末 光紹(21期) / 僧侶

通らない企画書を何度も何度も書き直し、皆のことを考えて考え抜いた、あの苦しさ、それがいま様々な場で僕を支える力になっています。そして経験した血と汗と涙と喜びは、何物にも代え難い宝物です。
「育成」とは、心を育てる、感性の豊かさを育てることだと感じています。子どもの感動に気付けること、喜びを伝えること、叱ることの優しさ、わかり合える強さ、他人のことを想像すること、気遣いの大切さ、逃げられない困難に向かうこと、事業団には生きる力がつまっていました。それを、言葉を尽くし、さらに体験を通して教えていただきました。
一生懸命ってすばらしい!
社会に出ても、同じ根を持ってつながっていけるのがリーダー達の素晴らしさだと僕は思います。顕彰式で松田稔先生が「貴重な時間を、ありがとう」と握手下さった手には、真心がこもっていました。僕も真心をもって生きたいと思った4年間の終わりでした。
40周年本当におめでとうございます。

KFYDの活動を通して学んだこと

林 雄太(29期) / 建築・不動産業

私がKFYDの活動を通して学んだことは組織作りのおもしろさです。
KFYDではキャンプごとに組織を作り、チーフ、グループリーダー、スタッフリーダー等役割分担を行います。KFYDのリーダーは様々な大学や学部から構成されるので、バックグラウンドや考え方が異なります。様々な異なるキャンプに対する”思い“を持つメンバーで「キャンパーのためになるキャンプを成功させる」という1つの目標に向かう組織を作る経験から、様々な考え方を受け入れ、まとめるおもしろさを学びました。
また、KFYDの活動では、年次ごとに役割が異なります。
1年目は先輩から色々と学ぶ時期
2年目は新しく入団した後輩に伝える時期
3年目は組織の幹部として全体をマネジメントする時期
4年目は後輩全体のサポート役
毎年4年生が卒業し、1年生が新規入団する人の新陳代謝が活発な環境で、自身が経験したことを後輩に引継ぐ経験はKFYD以外でも非常に役立っています。

社会に出て感じるKFYDの良さ

山口 亮(34期) / 青少年団体 職員

私は現在、青少年団体が運営する野外活動施設に職員として勤めています。今年で3年目になりますが、今もなお関西テレビ青少年育成事業団で活動した4年間を思い出して、ボランティアリーダーをして「良かったなぁ」と感じることがあります。
1つ目は、「新しいキャンプ・プログラム・料理」を考えるときです。何度も考え、吟味し、提出したのに返って来た企画書。その経験が、多くのアイデアや、創造性、広い視野、プログラムの考え方などを養うことが出来ました。
2つ目は、「リーダーの育成」に関してです。KFYDのディレクターの方々からは厳しい指導や温かい声かけ、そして見守っていただきました。そのおかげで自分が成長出来たと思います。その経験が、今の自分がリーダー育成をするときに活きています。
リーダー育成に携わる仕事に就いた私は、KFYDの良さである「社会に出ても恥じない人材を育成すること」の大切さを感じています。
今、私は日々、ボランティアリーダーの育成に励んでいます。

40年のあゆみ History

設立

1978
財団法人関西テレビ青少年育成事業団設立
視聴覚教材の制作開始
1979写真を見る
ワークキャンプ
青少年リーダー養成開始
サマーキャンプ開始
(大阪市立伊賀青少年野外活動センター)
1980写真を見る  
リフトにて
ウィンターキャンプ開始
1981写真を見る  
リフトにて
こぶしの村にてサマーキャンプ開始(~1988年)
1983写真を見る
リフトにて
春休みスキーキャンプ開始(~2006年)
1986
ユースギャザリングインオオサカ開催[共催事業]

10周年

1988写真を見る
リーダーズ・ギャザリング開始
10周年記念 国際シンポジウム 開催
白馬岳ファミリー登山 実施
1989写真を見る
ASE
法幢寺にてサマーキャンプ開始(~2006年)
1992写真を見る
みんなで歌を(LG5)
春休み・シンガポールの旅 実施
設立15周年記念シンポジウム 開催
リーダーズ・ギャザリング5
『みんなで歌を』開催
1995写真を見る
阪神・淡路大震災に伴う野外学校 実施
1996写真を見る
カンガルーと一緒に
キッズキャンプ・イン・オーストラリア開始
(~2003年)
1997
事業団事務所移転(光栄ビルからKTVエイトビルへ)

20周年

1998写真を見る
設立20周年記念式典 開催
2002
設立25周年記念誌 発行
2003写真を見る
小学校訪問(タイ研修)
招待事業(キャンプ)開始 (~2014年)
国際交流事業開始(~2009年)
2004写真を見る
マリンブルーの海
春休み探検キャンプ開始(~2013年)
2005写真を見る
テント設営
リスクマネジメントセミナー開始[共催事業]
大阪市立伊賀青少年野外活動センターにて
サマーキャンプ開始(~2013年)

30周年

2007 写真を見る
設立30周年記念シンポジウム開催
モンゴルフレンドシップキャンプ実施
センチュリー・ユースオーケストラ設立[共催事業]
キャンピングアワード2007受賞
2008写真を見る
立山ゆきんこキャンプ
立山ゆきんこキャンプ開始
ネイチャーキッズクラブ開始(~2015年)
2009写真を見る
バルーンアート
のびのびキャンプ開始[共催事業]
こどもなかよし広場 開始(~2012年)
2010写真を見る
講座風景
青少年指導者のための公開研修講座開始
2011
公益財団法人[内閣府認可]へ移行
東日本大震災 被災児童対象キャンプ 実施
2012写真を見る
ハイキング(曽爾)
国立青少年教育振興機構施設にて
サマーキャンプ開始

40周年

2017写真を見る
設立40周年記念式典 開催