満を持してのブロードウェイ・デビュー ニューヨークはBTFを待っていた!
伊達なつめ=文
日本でいち早くブレイクし、2006年にはラスベガス公演が実現するなど、着々と評価を高めてきた『バーン・ザ・フロア』(BTF)が、’09年夏、ついにブロードウェイに登場した。場所は48丁目のロングエイカー・シアター。
劇場街の中心部にあり、絶好のロケーションと伝統を誇る老舗劇場での、堂々ブロードウェイ・デビューだ。
ふつうのダンス・ミュージカルとは趣の異なるボールルームダンスのショーだけれど、観客の様子に、戸惑いは皆無。オープニングから舞台をはみ出しそうな勢いで踊るダンサーたちに、みんなやんやと歓声を送り、大喜びしている。ちょっと説明的だった映像やMC場面をなくしたことで、生身の迫力が増し、全体にテンポアップしてブロードウェイのショーらしくなったし、燕尾服とロングドレスのペアの姿に、自然とフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの面影が重なるのも、この地で観るからこその効用。開幕から約半月で、同劇場の週間興行記録を更新したというBTF公演。ショービズの聖地の洗礼を受け、そのパワーには、もう歯止めがかからない状態だ。








